AIと恋愛っぽいやりとりをしたことがある人の割合は、調査によると18〜30歳男性の31%、女性の23%に達しているそうです。
こうした人々の一部では、単なる遊びや暇つぶしではなく、結婚式を挙げたり、妊娠のロールプレイを計画したり、人間のパートナーよりもAIを信頼する と語る人がいるほど、深い感情的つながりに発展しています。
また、人同士の恋愛では、別れた後にデータを消したがる傾向がありますが、AIとの関係ではむしろ記憶を保存したがる人が多いという逆転現象も報告されています。
研究者らは、こうした関係作りには独特の脆弱性があると言います。AIキャラの作成者がそのキャラを削除したり売却したりすると、ユーザーは突然の「別れ」を強いられます。また、プラットフォームの規制やモデレーターの介入を「関係への攻撃」と感じる人もいます。
もはや人々の感情は「人間と機械」というくくりでは収まらなくなっているにも関わらず、仕組みとしては相変わらず複雑な制約があるという状態なのです。
この論文はヒューマンコンピュータインタラクション分野におけるトップ国際会議CHI2026に採択。
なお、冒頭の調査結果は米国で実施されたものであることに注意してください。
📄 参照論文
Privacy in Human-AI Romantic Relationships: Concerns, Boundaries, and Agency
所属: Universitat Politècnica de València, Aalto University, King’s College London