小説の登場人物とチャットできるシステムを作ったという話。
研究者らは、物語の時間軸を厳密に管理する仕組みを作り、キャラクターが「その時点で知っているはずのこと」だけを話すようにしました。この仕組みは完璧に近い精度でネタバレを防ぎ、正答率は90%近くに達したそうです。
普通の検索システムでは小説のネタバレを防げないし、小説全体の知識を持っているLLMも、物語の序盤で未来の出来事について聞かれると、うっかりネタバレしてしまいます。
「小説を普通に読む」「あらすじを検索する」以外の第三の選択肢になるような技術かも知れません。
実際にこのシステムを使ったユーザーの使い方も興味深く、1日に10回以上もアプリを開きますが1回の利用時間は1分程度と非常に短いようです。通勤中やちょっとした休憩時間に「物語をつまみ食い」するような使い方をしているということです。
📄 参照論文
Living the Novel: A System for Generating Self-Training Timeline-Aware Conversational Agents from Novels
所属: Shanda AI Research, The University of Tokyo, Dalian University of Technology