オックスフォード大学などの研究者らは、LLMは医療への応用にも注目されており、実用性を考えた調査が必要だと考えました。
そこで、原則やタスクなど網羅的に整理しています。
– “A Survey of Large Language Models in Medicine: Principles, Applications, and Challenges”
LLMを医療に応用するアイデアは以前から研究されてきました。
しかし、研究者らは「これまでは問題解決にフォーカスされておらず、実際に使うことがあまり想定されていなかった」と述べています。
そこで、臨床レベルで使用することを見据え、現状を原則/タスク/応用/課題に分けて整理しました。以下は抜粋です。
■原則
医療分野に対応する事前学習/ファインチューニング/プロンプティングが重要
■タスク
① 識別:医療情報の質問応答/情報抽出/関係把握
② 生成:医療文書の生成/要約/簡易化
■応用
医療診断/ICDコーディング/臨床報告書の生成/医療教育/医療ロボティクス/医療言語翻訳/メンタルヘルスサポート
■課題
ハルシネーション/評価基準の欠如/ドメインデータの限界/新しい知識への適応/一貫性/倫理、法、安全への懸念
医療分野でのLLM応用は急速に進展しているものの、まだ課題が存在するようです。
また今後は、分野横断的にコラボレーションしていくこと、マルチモーダルLLMを開発していくことが期待されているとのことです。