オックスフォード大学などの研究者らが、
「人が語るときに頭の中で何が起きているか」
をLLMを使って分析した結果、
人の思考は川のように滑らかに流れるのではなく、
「ある概念から次の概念へと飛び跳ねるように進む」
ことが分かったそうです。
また、遠い概念に移るときはアウトプットが遅くなることも判明しました。
さらに、自分のコミュニケーションスタイルが独特だと感じている人は、実際に予測しにくい思考の軌跡を描くことが分かりました。
これまでの技術では言葉から思考の流れを読み取るのは難しかったのですが、LLMを使うことで、こうした分析が可能になったようです。
今回の実験結果は、「意識の流れは飛翔と停止の連続だ」という100年以上前にウィリアム・ジェームズが言ったことを裏付けている可能性があります。
なお実験内容としては、1100人に「シンデレラの話を詳しく説明してください」「普通の人の一日の流れを説明してください」と頼み、その語りを分析しました。
LLMを活用することでそうしたデータから人間の思考プロセスの幾何学的な構造を明らかにし、実際の行動や個人差と紐づいていることを示唆できた形です。
精神医学的な評価にも応用できる可能性があると期待されています。
📄 参照論文
Charting trajectories of human thought using large language models
所属: University of Oxford, Max Planck UCL Centre for Computational Psychiatry and Ageing, University College London