国の教育水準を上げるには、退学率を下げるべし
生徒の退学率を下げることは、世界中の多くの学校が直面している課題の一つだ。特に、発展途上国の退学率が高いことが、数々の文献において示されている。国の教育水準を向上させるためには、生徒の中退を防止する必要がある。
生徒の退学問題に対処する方法として、機械学習の応用が期待されており、すでに多くの研究が行われている。しかし、それらの研究で使用されているデータセットのほとんどは先進国において生成されているものであり、発展途上国における生徒の退学率を考える上では適しているとは言えない。
タンザニアにあるネルソン・マンデラ・アフリカ科学技術協会のN. Mdumaら研究者は、発展途上国における生徒の退学率を下げるという課題に着目し、退学する生徒と退学しない生徒を判別することを試みた。結果、オーバーサンプリング手法を採用した場合のロジスティック回帰と多層パーセプトロンにおいて、高い精度で判別できることが分かった。
機械学習を用いて退学要因を特定する
N. Mdumaらの研究のポイントは以下の通りだ。
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